屋根はどの種類がいいの?

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屋根の種類って何があるんだろう?

屋根材を選ぶ様になると他の家の屋根を見たりするようになってくると思います。色々な屋根があるけど、どんな種類の屋根がいいのかわかりませんよね?

近年の一般の住宅で使用されている屋根の材料は、粘土系(瓦)スレート系(コロニアル)・セメント系・金属系の主に4種類が使用されています。

今回、自分が注文住宅を建てるときに色々と調べた、それぞれの屋根材のメリット・デメリットをこれから家を建てようかなと考えている自分と同じような初心者の方にもわかるようにまとめてみましたので紹介していきます!

粘土系の屋根材とは?(瓦)

代表的な物として瓦という屋根材を聞いた事があると思います。昔からある屋根材で一番馴染みがありイメージしやすいと思います。粘土系の屋根材は、耐久性がとても高く、色落ちしたりしないので塗り替えなどを心配する必要がありません。また、そのもの自体の厚み・重さがあることで、耐熱性・遮音性・断熱性までカバーできる優れた屋根材なのです。

ですが、他の屋根材よりもさきほど上げた優れた部分の反面、屋根全体で考えると重量がどうしても重たくなるので、耐震性が一番の問題となり必然的に一番土台や柱などを考慮する必要があります。家を立てた後のメンテナンスの面としては、瓦が劣化してきた場合に葺き替え(直し)が必要となります。

耐久性 50年~100年

メリット

  • 不燃材料なので耐火性に優れている
  • 破損しても1枚単位で交換できる
  • 断熱性、遮音性に優れている
  • 耐久性が優れている
  • 屋根裏に熱がこもらない
  • メンテナスフリーである

デメリット

  • 重量があるため地震の揺れに弱い
  • 暴風で瓦がずれたりしてしまう
  • 種類にもよるのですが、やや高額

スレート系の屋根材とは?(コロニアル・カラーベスト)

スレート屋根とは、コンクリートなどに使用されているセメントに繊維材料を混ぜ合わせて強化したものを薄い板にした素材です。近年では、最も普及している屋根材の1つで【コロニアル】ともよばれています。ほとんどのハウスメーカーで使われている屋根材かと思います。
スレート系の屋根材の特徴としては、色やデザインが他の屋根材よりも豊富で、素材自体が軽量でありかつ値段が安い素材です。しかし、スレート系の屋根は、屋根を軽くすることには長けていますが他の屋根材と比べると強度が弱く、だいたい10年も経過するとひび割れなどの塗装表面が傷んだりします。そのため、建築後のメンテンナスを考えると、10年~15年程度をめどに屋根を塗りなおす事が必要となり、他の屋根材と比べるとメンテナンス費用が多く必要になってしまいます。

耐久性 20年~25年

メリット

  • 瓦などに比べると安価
  • 軽量のため耐震性か高い
  • カラーバリエーション・デザインが豊富
  • 防火性にすぐれている

デメリット

  • 暴風雨に比較的弱い
  • 塗膜が劣化すると防水性能がなくなる為、約10年ごとに塗装などのメンテナンスが必要
  • 耐衝撃性に劣り、割れてしまうことがある
  • コケやカビが生えやすい

金属系の屋根材とは?

ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板は、亜鉛メッキで作られたトタンと同じ亜鉛メッキで作られているのですが、簡単な違いは亜鉛の他にアルミニウム、シリコンを混ぜ合わせているというところです。アルミ亜鉛合金メッキ鋼板と言います。亜鉛とアルミニウムを混ぜることにより二つの特徴(犠牲防食機能が特徴の亜鉛と耐食性、加工性、耐熱性、熱反射性のアルミニウムの特徴)を掛け合わせたものとなり、従来の鋼板よりもさらに耐久性に優れ、あらゆる用途に対応できる屋根材です。

耐久性 塩害地域で15年、それ以外の地域で30年以上

メリット

  • 不燃材料なので耐火性に優れている
  • 耐久性が優れている
  • カラーバリエーションが豊富
  • 軽量なので耐震性に優れている
  • 防錆性がある
  • メンテナスフリーである

デメリット

  • 断熱性が低い
  • 衝撃に弱い。
  • 防音性が低い。雨音などがよく聞こえてしまう
  • 塩害に弱く、沿岸部では耐久年が落ちる

我が家の屋根材は、何十年後のメンテナンス費用などを考えると、やはりメンテナンスフリーや見た目のデザインがいいという点でガルバリウムにしました!!

ステンレス

鉄が主成分でクロムやニッケルを含んだ合金の屋根材のことです。特徴はとにかくさびにくいこと。耐久性が高く、軽量なので耐震性にも優れています。カラーステンレスは表面が塗装されてるので、経年劣化で色あせが生じてしまいます。腐食などがあまりないので外観を気にしないのであればメンテナンスは不要です。他の金属屋根と比べるとかなり高価なため、一般住宅ではあまり使われていないイメージです。

耐久性 50年

メリット

  • サビが発生しない
  • 耐用年数が長い
  • 耐久性が優れている
  • 不燃材料なので耐火性に優れている
  • 腐食に強く、強度が高い
  • 軽量なので耐震性に優れている

デメリット

  • 表面は塗装なので、10年程度で色あせてしまう
  • 施工に手間がかかるので施工費が高く、材料費も高い
  • 断熱性が低い
  • 防音性が低い
近年では、屋根の種類が増加しているので、工務店やハウスメーカーが基準としている屋根材だけで決めるのではなく、初期費用が多少追加でかかるかもしれませんが、何十年後必要になるメンテナンス費用も考慮をするなどして、自分の家に会う屋根材を決めておいたほうがよいでしょう。

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