初めての住宅メーカー選び

注文住宅を建てる際、どこに頼めばいいのか？ハウスメーカー？工務店？何がどう違うのか？どの様な基準で選べばいいのか？詳しく説明していきます。

工務店とハウスメーカーの違いって？

まず始めに、注文住宅を決める際、【工務店、ハウスメーカー】とだいたい2つの名前が出てくると思います。

工務店は小規模な会社が多くあり、営業拠点が複数ある工務店でも、施工エリアは県内市内、近くの県までなど、ハウスメーカーに比べると地域密傾向が目立つのが特徴ですが、設計の自由度が幅広いのが特徴です。

ハウスメーカーの商品は、自由な間取りをつくる『自由設計』と、複数の間取りパターンや標準仕様の中から選ぶ『企画型』などが一般的にあります。

自由設計型とは、間取りは自由に設計をできますが、設備等などはその建築会社の指定されているメーカーなどを選ばないといけない設計になります。自分の好きなメーカーを選ぶ際には別途費用がかかってきてしまいます。

しかし、ハウスメーカーは、とても良い品質の住宅を多くローコストで供給するために考え出されているので、原価としてのコストはとても安いです。

企画型とは、最初から仕様や間取りが決められている基本プランなどをもとに、打合せなどで細かいプランを選択しつくりあげていく住宅のことをいいます。

企画型住宅は自由設計の注文住宅と比べてコストパフォーマンスが高いのが特徴の住宅で、デザインをはじめ間取り、内外装部材、設備などがある程度形になっているため、検討する時間や住宅設計にかける労力を少なくすることが出来ます。

自由設計の注文住宅ほどの自由度はありませんが、予めプランの中から選んでいくカタチになるので、間取り作成の時間や面倒を大幅に軽減しながら自由設計型比べてスピーディーに家づくりをすることが可能かと思います。

住宅の安全性を重視

ハウスメーカー・工務店を選ぶ際には、まず一つに住宅の構造、耐震などの安全性がキチンとしているのかと考えます。

構造は大きく分けて、木造・2×4（ツーバイフォー）・軽量鉄骨・重量鉄骨・鉄筋コンクリート(RC)造・があります。それぞれ特徴があるのですが、現在の構造で一般的に多く使われている構造は木造住宅で、耐震性なども重視しているものも多く、人気です。

2×4（ツーバイフォー）構造は耐震性、断熱性にも優れている丈夫な構造で、鉄筋コンクリート造の住宅は更に耐震性や防音性に優れ、とにかく丈夫な家。をコンセプトに置いている方にはオススメな構造といえます。

ツーバイフォー工法とは、木造の工法の一つで「木造枠組壁工法」のひとつです。なぜ、2(ツー)と4(フォー)と言うのかは、家を建てるときにつかわれる角材のサイズが［2インチ×4インチ］であるからです。

1インチは約2.54cmなので、ツーバイフォーの角材は、縦5.08cm、横10.16cmのサイズということになります。

現在の建築の工法としてはあんまり一般的には耳にしませんよね。

日本の一戸建ての住宅はほぼ木造住宅なので、あまり構造については迷われないかと思います。

ちなみに我が家も木造住宅です。

耐震性については、近年地震が多く、家自体の耐震性もハウスメーカー選びの項目に入るかと思います。

建物を建てる際には、ある程度の地震に耐えられるよう耐震性能を備えておくことが基準として定められています。

これらを参考に工務店・ハウスメーカーの構造・耐震性などを詳しく調べておくとよいでしょう。

住宅のデザイン

工務店・ハウスメーカー選びには、メーカーがどのようなデザインを得意としているのかを事前に調べておくとよいです。メーカーデザインの傾向と自分の好みが合っていれば、スムーズに設計・建築まで進めれます。

ハウスメーカーであれば、一定以上の品質は持っているという点はメリットかもしれませんが、ある程度形が決まっているため、完全なオリジナル住宅にはなりにくいです。

それぞれの工務店・ハウスメーカーごとに特徴のある工法や構造があります。なので、工務店・ハウスメーカーを選ぶ際に重要となるのは工法や構造です。工法や構造が気に入っているのであれば、その工務店・ハウスメーカーを選ぶのがベストと言えますが、デザイン性や自由度を重視したいのであれば、ハウスメーカーは不向きです。

工務店は設計から施工まで一貫して仕事を頼める点がメリットです。

しかし、工務店ごとの差がある為、どの業者を選ぶかも重要になります。自由設計ができるからといって安易に選んでしまうと後悔するかもしれません。